小学生にどうやって算数を教えるとよいのか。
今回は、小学4年生ぐらいまでの子にどうやって算数を教えていくと効果的なのかについて話します。
例えば、このような問題どのようにしてお子さんに教えますか?
問 現在、午後5時30分です。午後8時まであと何時間何分でしょうか。
答えは2時間30分
特に難しい問題ではないと思います。お子さんがこの問題の計算方法がわからないときどのように教えるとよいのでしょうか?
僕たち大人が当たり前のようにする計算はおそらくこんな感じだと思います。
8:00-5:30=2:30
しかし、これが案外小学4年生ぐらいだとわからなかったりします。
で□とかを使って工夫して式を立てて教えてみようとすると。
5:30+□:□□=8:00
のような、中学で習う一次方程式のような式を挟む結果になってしまい大混乱。
本人はとりあえず答えが合ってるから納得してるように感じますが、案外解きなおしをしてみるとその方法で解いてくれなかったりします。
どのように教えるのがよいのか。
答えは虫食い算の形を書いて教えること。
具体的に、こんな感じです。
こうしてあげるだけで、手が自然と動き始めます。
注意点はいつもの筆算と違って「分」の部分が60で「時間」の部分に繰り上がること。
このことに関しては、お子さん本人に慣れてもらうしかないと思います。
できるだけ一次方程式のような形を避けてあげることが近道です。
時計の計算は、中学受験の算数でよく見る時計算や旅人算で必須です。
なるべく早めにできるようにしておくのがよいと思います。
ちなみに、中学で習う一次方程式の形は避けようにも避けきれないことが小5小6では少なからず出てくると思います。難関校ならなおさらです。
難関校をお考えの方は早めから方程式に慣れさせておくのも吉です。
勿論、xやyなどは使わず①や②をつかって教えてあげてください。
今回は以上です。時計の計算で躓くお子さんがいたらぜひ試してみてください。