受験し過ぎ丸の思っていること(仮)

中学高校大学受験の有益な情報について語っていきます。

中学受験から大学受験までのことを書いて聞きます。

中学受験本番に向けて、解く速度について。

中学受験の本番に向けて、問題を解く速度は大事になってきます。

無限に時間を書ければ合格点をとれるんです。とかあと10分あれば合格点。なんて人はいっぱいいます。本番の制限時間で如何に問題を解ききるか。というのがポイント。なので、常日頃から時間を測って問題を解くことが大事です。

例えば、算数なら、ある平面図形問題があります。制限時間は5分となったときに、まず、正しい補助線を引くまでに2分かかったとしたら残り3分で計算しきらないといけません。2分間で様々な補助線を引いて、解答に必要な補助線を見つける力も必要ですし、3分間である程度の量の計算を正確に行うことも必要です。極端にいうと30分かければ補助線もいろいろ思いついたりして必要なものも見つけられるし、10分かければ計算も正確にできます。というのではだめということです。

 このような能力は上位の中学校ほど必要な能力です。これはなぜかというと、中学受験の問題の難易度は高いものはもちろん算数オリンピックに出題されていてもおかしくないレベルのものですが、これをも解ける生徒は案外いると学校側が考えたときに次に、不合格者を出させるための策は制限時間しかないのです。五ツ木模試などでは、問題の難易度が知れているので、満点を取っても最上位の中学の判定がでないことも少なくないです。なので制限時間50分のところ30分で満点取れたことなども重要なポイントになってきます。偏差値は50分で満点の子と一緒でも価値が違うと考えましょう。

 中堅ぐらいでは解く速度はあるに越したことはないですが、合格点を取れるように問題の取捨選択を行うことで取るべき問題のための時間を確保することができるのでどうにかなったりします。

 先ほどは算数を例に挙げましたが、時間制限に関してはおそらく国語が一番厳しいと思います。国語では長文を読む速度と、問題文を読んで必要な単語を再度確認する速度が大事です。記述なども40字とか60字とか多ければ100字の物もあります。豆知識ですが、記述において10字から20字で大体要点1ポイントです。100字となれば採点基準となる要点のポイントは5~6ポイントとなっています。話はそれましたが、記述では、このように何ポイントも言葉を再度拾いに戻らないといけません。国語に関しては、わからないから飛ばすはあったとしても、論説と小説のどちらか捨てるみたいなことはないと思います。つまり、算数のように問題を捨てることでの時間の確保は難しいです。となると、単純に読む速度を上げることなどが大事です。ただ、目で速読すればよいわけでなく、内容も理解しないといけないのが難しいところだと思います。国語の解き方については、また話します。

 算数と国語を例に挙げましたが、制限時間内での処理は大事な話です。中学校側がこれぐらいを制限時間以内に70%は解けてくれないとうちに来てもついていけないよ。と言ってるわけですから。けど、この辺は生徒さん本人の心構えでどうにかなったりします。これについては次回話します。

 赤本を解いている時期だと思います。赤本はもちろんのこと、復習中の単元の演習でもしっかりと時間を計って問題を解きましょう。これはグダグダと勉強することの防止にもなります。親御さんが時間を計っていくのも悪くないと思います。

 

以上です。